生地からこねて、出来たてパンを 

生地からこねて 焼き立てパンの完成

ゴールデンウィークに入る前あたりから、じんわり汗ばむ日が続きました。キッチン内の温度もグッと上がり、湿度も適度にある。こんな好条件を逃すまい!と『手ごねパン』を作ることにしました。
担当は私スタッフT。この日のために自宅でせっせと練習していました。
どうすれば卵やバターを使わなくても、ふんわりした美味しいパンを提供できるのかと試行錯誤。
小麦粉・ぬるま湯・イースト・塩の4つの基本材料に加えたのは、砂糖とオリーブオイルこの2つだけです。
しかも3時のおやつの時間に間に合うよう、午後の限られた時間内に、全ての工程を終えなければなりません。家族4~5人分ならば200gほどの粉ですぐにこねあがるのですが、園児40人分の丸パンには1キロ分が必要です。最小限の材料で油分も少ないため、乾燥しやすいデリケートな生地ですが、スタッフ3人で交代しながらスピーディにこねていきます。
ツヤっとツルンとまとまったらこねあがりのサインです。通常は発酵機などで一次発酵をしますが、この日は狙い通りキッチン内に放っておいても短時間で2倍に膨らみました。さらに生地を休ませたのち、二次発酵を経てオーブンへ、170度で約20分。ホカホカの「ココアちぎりパン」の出来上がりです。子どもたちからは「今日のおやつ美味しかったから、また作ってくれる?」と大好評でした。
今度はジャムを添えようかな、中にあんこを入れるのもいいかも!みんなの『おいしい!』の笑顔を見るために、次はもっとたくさん作ろうと思います。